こんにちは、ファイブスターメカニックの松島です。
今回はR60のCASユニットの交換作業です。

まずこちらのお車、中古車をご購入いただき12月中頃にご納車予定でした。
ただ社長がお客様宅へ納車する直前、エンジンもかからずIGオンにもならないとの事。
社長から症状を聞いて嫌な予感はしましたが、やっぱりCASユニットの故障でした。
8月のブログでは中古のCASユニットを使いデータ移植で解決しましたが、
今回の故障はデータ移植できず、新品交換を行います。
R56の場合はダッシュボードの上側だけ外して割と楽に交換できますが、

R60の場合はもう少し手間がかかります。正規の手順だとダッシュボード全降ろし⁉
と、ここでトラブルが発生しました!
新品CASユニットへ交換し、コーディングまで終わらせてもエンジンがかかりません!
キーをスロットに差してもカシャンと言いません・・・
コーディングが上手くいかなかった?キーのスロットがおかしい?CASの車体番号が違う?
色々調べていくとキースロットとCASユニット間のフラットケーブルの断線でした。
フラットケーブルの一部がつぶれ断線していたようです。
フラットケーブルを交換し再度コーディングするとしっかりエンジンがかかりました。

外したCASユニットを見てみるとなぜか傷だらけで新品にはないテプラでの注意書きもあります。

時期などは不明ですが、以前のオーナー様もCASユニット不良で内部修理したんでしょうか?
その修理の時にフラットケーブルを挟んでしまったのかもしれません。
お客様にはせっかくのご納車をお待ちいただきましたが、
CASユニットとフラットケーブルの交換でバッチリ修理完了です!
本日、社長がお客様宅へ納車に向かいました。ありがとうございました。
R60のCASユニット交換もファイブスターへ!



