皆さまこんにちは。ファイブスターメカニックの松島です。
今回は12ヶ月点検中に見つかった、珍しい不具合をご紹介します。

こちらのF56、12ヶ月点検のご依頼があり、ブレーキの点検・パッドの厚みを測っていると何か違和感が・・・
ブレーキパッドの摩擦部がズレてる・・・?

一度ブレーキパッドを取り外してみると摩擦部と裏板の金属部分が剥離しています!

そのままお車をお預かりし、すべてのブレーキパッドを取り外し点検してみると、
なんと前側ブレーキパッドの4枚の内、3枚が剥離していました。

(普通は右上のように摩擦部と裏金がくっついています。)
ブレーキパッドの厚みはまだまだあるんですが、
このまま走行するのは危険なため、お客様にご説明しブレーキパッドの交換を行います。
今回はちょうど在庫として取寄せていた、DIXCLEのブレーキパッドへ交換です。

純正のブレーキパッドよりもお求めやすく、更にブレーキダストも比較的抑えられた物になっています。
(今回はお求めやすいPremiumタイプを使用しましたが、更にブレーキダストの発生が少ないMタイプもあります)
12ヶ月点検ではさらにエンジンマウントの劣化もありましたので、こちらも交換しました。


(左が取り外したもの、ゴムが劣化し亀裂が入り中のオイルが漏れていました)
今回の12ヶ月点検ではブレーキパッドやエンジンマウント、エンジンオイルの交換も行いましたので
なかなかの整備金額になってしまったんですが、これで安心・安全・快適にご使用いただけると思います!
今回はかなり稀な例ですが、
12ヶ月点検を行わずにこのままだったら、ブレーキが急に効かなくなる可能性もあったかもしれません。
2年ごとの車検はもちろん受けなくてはいけませんが、
部品の劣化、消耗を早めに見つけることで今後の出費を抑えることが出来ますし、
12ヶ月点検もやっぱり大事です!
気持ち的にも2年に1度の車検だけよりも、車検の間、1年に1回は点検したほうが安心ですよね。
最近、12ヶ月点検を受けて下さるお客様が増えています。
車検はもちろん点検もファイブスターへ!